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アロマテラピーを個人で楽しむ

 まず、大まかなアロマテラピーの使用方法を簡単に説明します。

  1. 芳香浴法:精油の香りを楽しむ
  2.  ・アロマポッドを使用する。
     ・アロマディフーザーを使用する。
     ・ティッシュやハンカチ等に精油をつけて置いておく。
     ・室内スプレーとして使用する。(無水エタノールと混ぜてから水で適度に薄める。)
  3. 沐浴法:入浴時に香りを楽しむ
  4.  ・全身浴
     ・半身浴
     ・手浴法
     ・足浴法
  5. 吸入法:精油成分を吸い込む
  6.  ・ティッシュやハンカチ等に精油をつけて吸い込む
     ・湯をはったマグカップ等に精油を落として蒸気を吸い込む
  7. トリートメント法:キャリアオイルで希釈しで肌に塗布する
  8.  ・フェイシャル・ヘッドトリートメント
     ・全身トリートメント
     ・リフレクソロジー
  9. 湿布法:希釈した精油に浸した布を皮膚に当てる
  10.  ・冷湿布法(急性時)
     ・温湿布法(慢性時)

 次に、精油のブレンド方法を説明します。既にブレンドされている精油も販売されていますが、自分でお気に入りのブレンドを探していくのも楽しみの一つです。色々とチャレンジしてオリジナルのブレンドを創っていきましょう。

        エキゾチック系
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    フローラル系     樹脂系
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     柑橘系      スパイス系  
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       ハーブ系 ― 樹木系
 上記の図はブレンド相性です。精油の香りは、
  1. エキゾチック系
  2. イランイラン、サンダルウッド、パチュリー、パルサローザ、ベチパー
  3. フローラル系
  4. イモーテル、カモミールローマン、ジャスミン、ゼラニウム、ネロリ、バイオレット
    ラベンダー
  5. 柑橘系
  6. オレンジ、グレープフルーツ、シトロネラ、ベルガモット、マンダリン、メリッサ
    ライム、レモン、レモングラス
  7. ハーブ系
  8. アンジェリカ、キャロットシード、クラリセージ、サントリナ、スイートマジョラム
    スペアミント、バジル、パセリ、フェンネル、ペパーミント、ヤロウ、ローズマリー
  9. 樹木系
  10. カユプテ、サイプレス、シダ―ウッド、ジュニパー、ティートゥリー、ニアウリ
    パイン、パーチ、プチグレン、マートル、ユーカリ、ローズウッド
  11. スパイス系
  12. カルダモン、キャラウェイ、クミン、グローブ、コリアンダー、シナモン、ジンジャー
    ナツメグ、ブラックペッパー、ローレル
  13. 樹脂系
  14. アミリス、ガルバナム、カンファ―、グアヤックウッド、テレビン、ファー
    フランキンセンス、ベンゾイン、ミルラ
に分類され、それぞれ隣あった同士の系統で相性が良いとされています。
例えば、柑橘系をメインの香りとしたブレンドオイルを作りたいのであれば、フローラル系とハーブ系を混ぜる、といった具合です。

アロマテラピーを仕事に使う

 ここでは、個人経営や副業としてアロマテラピーを使っていく事を対象にしていきます。
サロン経営(設置店舗型、自宅店舗型、出張店舗型)や販売店経営(設置店舗型、ネット店舗型)が考えられますが、開業してもすぐに閉店をしている経営者がほとんどの時代、何を目的にどのようにしていけばいいのか、とても難しい状況です。しかし、動かないことには前に進めませんのでまずは起業していく手順をイメージしていきましょう。

  1. 開業にあたって:サロン経営、ネット販売業(雑貨品の販売に限り)ともに保健所や都道府県への許可や申請は必要ありません。必要なのは[税務署]に[開廃業等届出書]の提出のみです。できる事なら[青色申告承認申請書]も同時に出しておくことをお勧めします。非常に簡単ですので出張型サロンを開業したい方は、とりあえず提出してから考えても大丈夫です。詳細は国税庁のサイトで確認してください。
  2. 輸入・販売にあたってアロマテラピーの立場で述べたように、精油を輸入・販売するには「化粧品製造販売業許可」及び「化粧品製造業許可」が必要です。これは輸入・販売する事業所の所在地となっている「都道府県」に申請します。この申請には難しい条件もあります。東京都の申請窓口は東京都健康安全研究センター広域監視部に移転しています。
  3. 用意するもの:個人経営の出張サロンを想定した必要品です。最低限、以下のものが揃っていれば仕事を開始することができます。
     【必ず用意するもの】
       施術道具(精油、キャリアオイル、タオル等)、制服、領収書
       施術用書類(問診票、情報書、注意書き等)、会計書類(複式簿記)orソフト
     【できる限り用意したい物】
       名刺、チラシ、ホームページ、専用電話(ボイスワープ等も)、口座
  4. アロマビジネスのディッチ:さて、ここまで誰でも簡単に準備することができ、手軽に出張サロンであれば開業することができます。しかし、失敗している方を目にした回数の方が多い状況です。個人経営の不利な点として、ブランド力が低い事、仕入れの値段が高くなる事、大きくその2点があげられます。大手と同じことをしても勝ち目がありません。お客様からの依頼を受けること自体がとても難しく、値段で勝負していた方は大抵失敗しています。特化した特徴と質の高さが重要です。
  5. アイデアを手に入れるツール:成功した方の例を取ると、共通したパターンがあるように思います。@場所を選ぶ、A最新のものを先取り、というものです。出張サロンですと自宅の近くでと考えてしまいそうですが、必要とされている場所で行い、そしてまだ周りで流行っていないものを取り入れる、これがポイントに感じます。最新のものを先取りする為に、アロマテラピーでは海外から情報を手に入れるのが楽です。イギリスやアメリカで流行ってきているものを取り入れる事は、日本では最新のものとして利用できます。
  6. まとめ:管理人は開業していませんが、知り合いの開業を手伝った経緯があります。2年前に開業をして、こじんまりとではありますが少しずつ経営も安定してきているとの事です。起業を考えている皆さん、是非チャレンンジしてみて下さい。成功をお祈りしています。